[笑いの模擬戦 ザ・ドリームマッチ] エントリーNo.5 なのは×エリオ

「どーもーっ! なのは・エリオペアです! よろしくお願いしまーす」
「よ、よろしく……お願いします…」
「んー? 駄目だよエリオ、恥ずかしがってないで元気に挨拶しなきゃ」
「……恥ずかしいに決まってますって! なんで僕女子局員の制服着せられてるんですか?!」
「えぇー。だってエリオよく言ってるじゃない。女の中に自分だけ男で肩身が狭いって」
「たしかに言いましたけど…! でもそれはこういうことじゃないですよ!」
「大丈夫だよ、似合ってるし。ボーイッシュな女の子にしか見えないな~」
「何が大丈夫なのかわからない上に全然うれしくないんですが…。だいたい、服だけ変えたところで女性陣に溶け込めるわけじゃないですし…」
「ううん? さっき舞台裏でみんなに大好評だったよ? エリオかわいい~って」
「悔しいです!!」
「そっかー…。それじゃちょん切っちゃう?」
「ブハーッ! な、なにサラッと鬼畜極まりないこと口走ってるんですか!」
「それとも私が生やそっか? 『お願い、レイジングハート』って言えばニョキッてなるの地球の常識だし?」
「それは地球でもごく一部の世界の人たちだけの常識ですよ!」
「まあ女装はぶっちゃけ出オチ狙いだけど」
「ひどいや!」
「でもヤヤウケだったねー。…ドンマイっ♪」
「つまり僕無駄死にってことじゃないですかー! 恥かくだけかいて…っ!」
「…そんなことないよ。エリオにだけ恥ずかしい思いなんてさせないから…」
「え……。なのは…さん?」
「うん…、エリオと同じように私も――女装してるの」
「……。…って、それ普通じゃないですか! 女の人が女装って普通ー!」
「あ……そうだっけ? にゃはは…」
「とぼけ方が白々しすぎるー! ぜったいわざとだ!」
「そういえばエリオ、スカートの下…ちゃんとアレはいてきた?」
「え…、あ、はい…一応。……逆らったら後で何されるかわかりませんし」
「んふふ~。ってことは…興奮してきてるんじゃない?」
「えええっ?!」
「女装して、アレまではいて、舞台で衆目にさらされて……。ねえ、エリオ…今どんな気分? おねーさんに話、聞かせてくれる…?」
「み、耳元に息が…っ。あうあう…」
「ふふふ…。あ、ついでに教えてあげるけど、その制服も下につけてるのも――キャロに借りたから」
「~~~~っ?!」
「あれあれ、イケナイ想像が止まらなくなっちゃった…? 思春期だなぁ」
「はわわわ…。い、いや決してそんなことは…」
「隠さなくていいよ。もうすぐネタ終わらすし、そしたらソニックムーブで退場していいから。……男子更衣室はエリオの貸切だからどうぞごゆっくり♪」
「何がどうぞごゆっくりなんですかっ?!」
「ゆっくりじゃないなら…アッチもソニックってこと?」
「最悪だこの人ー! もうやだこんな漫才!」
「あ、エリオはそれとも……朝起きたらガビガビになってる方?」
「なっ…! そっ、そそそれ誰に聞いたんですか?! フェイトさん?」
「えっ――。適当に言っただけだったんだけど……まさか図星だった? へえー、エリオってそうなんだ~、…ニヤニヤ」
「まさに魔王!!」

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