2011年11月9日水曜日

ちょっと語尾にニャーってつけてしゃべってくれる?

クレアおばさんのごきげんよう。…ごきげんよう。<ていうか何

銀幕レビュー(最終回)
キミとボク

半年も前の作品をなぜ今さら、と思われるかもしれませんが…、
こっちでは最近やっと公開になったんですよ。



原作は10年前のFlashアニメーション。
当時話題になったので自分も見た気がするんですが内容は
思い出せないので、あらためて新鮮な気持ちで鑑賞しました。

なんていうか…、短いのがね。45分くらい。
物語内では10年の月日がたってるんですが、その重さが
伝わるには流れが速すぎて。俳優さんが若いのもあるし。
よく言えば原作を変に脚色してないってことなんでしょうけど。

でもそれ以外はいい出来だと思います。
短編映画だからって安っぽさは感じなかったし、出会いから
別れへの一連のストーリーに自然と引き込まれるというか。
素の演技って言ったらいいんでしょうか。

一番よかったシーンは病院から連れて帰るところでしょうか。
安楽死の提案を蹴って、かごを抱えて雨の中とぼとぼと…。
青年だって漫画家として道半ばだし、猫なんかかまっている
場合じゃないんですがそれでも手放そうとしなかったその姿は、
10年の間に結ばれた絆の大きさを感じさせてくれました。
飼い主の鑑だなと思います。

ていうかね、銀王号かわいすぎ。
とくに子猫のときが、目がくりっとして動きもたどたどしくて、
しかも抱き上げたときにタイミングよく鳴くとか!
あんなに毛並みのいい野良猫がいるかと思わずつっこみたく
なりますが、でもかわいいから許す! みたいな!(バカ)

そして、なんと言ってもやはり坂本真綾さん。
話の合間合間に、いい感じでナレーションが入るんです。
それが感情を揺さぶるというか、ナイーブにさせるというか。
冒頭の銀王号が月夜を見上げるシーンのところでいきなり
「ボクは空気だけですべてを感じ取れるんだよ?」ですから。
これはもうやられましたね。キュン死でしたね。
全編通して美声に癒されます。エンディングテーマも担当。

そのナレーションを聴いてると、ネタバレになるんですが、
キミとボクっていうタイトルはボク=銀王号、キミ=青年で、
猫視点で描かれた物語だということに気づかされます。
いつも一緒に遊んでくれた青年、おたがいの心をわかり
あった10年間、そうしたものに対する思いが最後の夜の
「ありがとう」に込められていたのかもしれません。

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