[なぞ] 2010/03/26

言い訳ばかり並べている人間を罵ってきた。自分のことを棚に上げて。口実を作った、自分を。

もっと熱いものだと思っていた。人体に脈々と流れる、原動力の象徴とも呼ぶべきものなのに。
こんなに血が冷たいだなんて、まさか思いもしなかった。
結局は、一つのことにのめりこめずにいる。好きになりきれずにいる。身を捧げられずにいる。
意志が強ければ強いほど現実に失望し、無目的にたゆたう存在ほどかえって流されず生きられる。
ダブルの矛盾、ダブルの格差。あんなに熱中していたものから、興味が離れてしまうことの悲運。
この「ゆるキャラブーム」はどうにもならないのだろう。
独りで刃向かったところで覆せそうもない。キモカワイイどころかキモくてうざい。そして島流し。
どうしようもなく沸き上がる破壊衝動。いっそ暴力でも振るってしまえば、何か変わるのだろうか。

ぜんぶ、涙にして流してしまおう。純粋な瞳がきれいすぎて、ぼくは目を合わせられない。

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