[なぞ] 2009/10/08

過去を卑下したいんじゃない。塗り潰したいんじゃない。その上で省みるのは、とても難しい。

悪に身をやつすこと。それはどんなに尊い決意なのだろう。どんなに、強い志なのだろう。
まるで覚悟が足りなかった。できていなかった。他人を蹴落としてまで我を通すなんてこと。
最初から、自分の幸せのためにしか生きていない。その一点については、貫いているはずで。
みんな仲良く、なんて理想が通らないのは百も承知。だから主張し続けなければならない。
それとも、そういう対決姿勢そのものが間違っているのか。結局、否定、否定、また否定。
改革派と保守派。急進派と穏健派。徒党を組みたがるのは人間の性。いがみ合うのも、また。
自分と意見の異なる勢力を排除して、それで世の中が平和になったなんて、どうして言える。
求める力は、強制力ではなく説得力。自ら率先して行動して範を示し、周囲を巻き込むんだ。

この二年間で、ぼくはまったく成長していない。
それが、どうしようもなく第三者的な採点。
奇しくも――いや、よそう。

ポータルだなんて笑わせる。一切のことについて、何も発信されない。何も口を開かない。
やっぱり誰にも、藁にもすがれないままで。進路が見えないままなのに退路まで断って。
ただ反抗したくて、抗いたくて。ハンストみたいな駄々のこねかたを、ずっとしてきた。
不満を顔に出していれば誰かが気づいてくれる、声をかけてくれる。そんな甘いことを。
ちょうどいい機会だと、思っている。あるいはラストチャンスかも。審判という名の整理整頓。
ずっと入り浸っていた空間をこじ開け、いま解き放つ。離脱することで、空気を入れ替える。
求心力を欠いたから、じゃない。繋ぎ止めている絆が希薄になったと感じたから、でもない。
繰り返す。最初から自分の意志のみでそこにいる。そこに幸せがあると、信じさせてほしい。

頑張りたいと思うのは。思えるのは、期待されているからで。ただそれに応えたいという一心。

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