[なぞ] 2009/03/16

ここらが潮時なのかもしれない、と限界を感じた瞬間。

逃げ得だと思った。勝ち逃げだと思った。勝負の場にすら、立たせてもらえなかった。
ああいうのを自分に陶酔していると言うのだろう。恵まれていることを、当然に思っている。
そして、遠くなっていく。身近に感じていたものが、交流があったものが、サッと波が引くように。
同じ志を持って向かっているはずなのに。みんな心はバラバラで。そんなオンステージ。

のめりこめばのめりこむほど、なぜか一人ぼっちになっていく。それが「地」なのだろうなと。
本来描いていた姿はこんなものじゃなかったのに。完全体に近づくほど疑念は強まるばかりで。
手と手を取りあうことなんて、やっぱりできないんだ。本当の意味での信頼関係など。誰とも。
ぼくがあらゆることが逃げているかぎりは。自分を侵害されることに妥協しないかぎりは。

こんな人間とは関わりたくないとか、他人の批判ばかりして、じゃあ自分はどうなのだろう。
あのとき何を言った? 何を募った? 何を気取った? 尊大で横柄で、勘違いをして。
少しでも状況に溺れることなどあってはいけないのに。スターだなんて、そんな誇大な錯覚は。
嫌気がさす。とんでもないことをしようとしている、あるいはしてしまっている、ぼく自身に。

だからこれが最初で最後なのかもしれない、との予感。

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