こんななのははNGなの?
レイジングハート「All right, my master.」
なのは「え……? ごめん、普通に英語とかわからないんだけど」
RH「......」
担任「何ですか? この赤いアクセサリーは。放課後職員室に取りにいらっしゃい」
なのは「いえ、それは違…」
RH「Good bye.」
なのは「(ユーノくん、それでねそれでね…)」
担任「高町さん、授業中に思念通話はいけませんよ」
なのは「っていうか先生にも聞こえてたの?!」
なのは「ユーノくんは男湯に行ってね♪」
ユーノ「いや…それはそれでちょっと…」
なのは「えー、ユーノくんも一緒に入ろうよ。脱がすの手伝ってあげるから」
ユーノ「だから! 背中にファスナーとかついてないって!」
すずか「あーん、ヘアバンド返してよーっ」
アリサ「…ん、もう飽きたから返す」
なのは「あのー…、そこはもっといじめてくれないとイベント発生しないんだけど…」
なのは「頑張れ頑張れー! …ところで誰かサッカーのルール知ってる?」
アリサ「自分から応援に誘っといてそれはないでしょ…」
すずか「ガッツが足りないと顔面ブロックできないんだよねー」
なのは「ライジングハート、お願い!」
ユーノ「名前間違えてるよ、なのら」
なのは「ユーノくんも! …それとも語尾?!」
なのは「ジュエルシード・ナンバー20、…セーットアーップ!」
ユーノ「いや、それデバイスじゃないから」
なのは「…………ヴァアアアアアア!」
ユーノ「え…? ちょっ!」
なのは「レイジングハート、…新幹線のアナウンスやってよ♪」
RH「......」
こんなフェイトはNGなの?
なのは「名前…教えてくれる?」
フェイト「……。バルディッシュ」
なのは「デバイスの名前じゃなくて…」
フェイト「…じゃあアルフ」
なのは「『じゃあ』って何?! もしかしてわざとやってない?」
アルフ「あの人が食べるかね、そんなの。……じゅるり」
フェイト「こういうのは気持ちだか……後でアルフにもあげるから」
アルフ「フェイトが泣くのも悲しむのも、あたしは嫌なんだよ…!」
フェイト「アルフ……。だったら…こんな顔は?」
アルフ「ブッ!!」
なのは「あのー…、防護服のお尻のところ穴開いてるよ?」
フェイト「ええっ?! ど、どこ?」
なのは「隙ありーっ!」
フェイト「本当の自分を始めるために――。一緒に頑張ろう」
バルディッシュ「Y...Yes..., s...」
フェイト「……怖がらないで。あの白い子とは戦わないから」
なのは「飛んで、こっちに! フェイトぉぉ……」
フェイト「いっぱぁーーつ!」
なのは「友達になるの、すごく簡単! 名前を呼んで」
BD「Raising Heart...」
フェイト「いやキミじゃなくて。…主人の前でナンパとはいい度胸だね」
BD「...!!」
こんなはやてはNGなの?
はやて「んしょっ……、あの本取れない…」
すずか「あっ…! ……あれ? わたしも届かない…」
はやて「あかんがなーっ」
はやて「ときどきここで見かけてたんよ。同い年ぐらいの子や、って」
すずか「実はわたしも…!」
はやて「けど声かけられんかった。ニートやから引け目が…」
すずか「ニート?!」
はやて「外は寒いし、今夜はあったかお鍋やね」
シャマル「はい」
はやて「でー、食後は冷たいアイスがまたおいしいんよ」
シャマル「ええっ? こ、この世界の食文化ってどうなってるの…?」
シグナム「(ご命令をいただければお力になれますが…)」
はやて「え……?」
シグナム「(思念通話です。心で念じていただければ)」
はやて「(こ……こうか? 聞こえる?)」
シグナム「(はい、聞こえます)」
はやて「(うわぁ、テレパシーみたいや! どういう仕組みになっとるんやろ…? 不思議やな~、でもめっちゃおもろいわ! あはははは!)」
シグナム「(あの……いいから話を進めてください…)」
はやて「先生! あの人ら不審者です!」
シグナム「……ですよねー」
はやて「ヴィータ、もう袋から出してもええで」
ヴィータ「おう……。わあーっ!」
はやて「…あれ? 一番ブサイクなぬいぐるみなのに喜んでる? ドッキリ失敗や…」
ヴィータ「にらんでねーです。こういう目つきなんです」
はやて「嘘はあかん! …知ってるで? わたしと一緒のときはいっつも優しい目しとるやん。一途に見つめる熱い視線はまさしく恋する乙女の……」
ヴィータ「ちょーっ! 恥ずかしいからそういうこと言うなって!」
なのは「……ニヤニヤ」
はやて「夜天の主の名において、汝に新たな名を贈る。……祝福のエール、リインフォース」
リインフォース「ありがとうございます。では5年間で3億円の契約ということで…」
はやて「命名権?! グレアムおじさんヘーールプッ!」
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