恋愛小説家と恋愛漫画家は全然違う

2007/01/08

むかしのひび

きょうは成人の日です。もはや私個人には関係のない日ですがそれはさておき。成人の日は、以前は1月15日でしたが、いまは1月の第2月曜日です。1週間は7日間ですから、第2月曜日がとりうる日付は8日から14日までのいずれかになります。つまり、15日はこの中にふくまれません。これってちょっと不思議だな、と思うのですが。
祝日を法改正によって移動祝日にする場合、変更前の日付にもっとも近い週がえらばれるべき、というのはだれもが思いつくことと思います。例をあげるなら、1月15日だった成人の日をハッピーマンデーにするならば、それを3月の月曜日にしたり6月の月曜日にするようなことはまずないでしょう。現行と同じ月、1月の中ほどの週にしよう、という流れにいたるのが自然といえます。そこからの詰めの段階で、なぜもとの日付の15日をふくむ第3月曜日ではなく、それより1週早い第2月曜日がえらばれたのでしょうか。ちなみに、ほかのハッピーマンデーではこのようなことはありません。

海の日:7月第3月曜日 → もとの20日をふくむ
敬老の日:9月第3月曜日 → もとの15日をふくむ
体育の日:10月第2月曜日 → もとの10日をふくむ

敬老の日と比較すればおかしいことは一目瞭然です。もとの祝日がどちらも15日だったのに、かたや第2月曜日、かたや第3月曜日と分かれてしまってします。
考えられる理由としては、多くの自治体で成人式が行われる成人の日を、冬休みや正月になるべくくっつけようとしたのでしょう。たとえば、地元を離れて暮らしている新成人の人が成人式に出ようとした場合、年越しに帰省して、明けたら戻って、15日にまた帰って、という手間がかかる事態になります。この負担を軽減するために、正月にUターンしたついでに成人式もいっぺんにしてもらおう、と考えたのでしょうか。
もし合っているとすれば、わざわざそれだけのために祝日を大きく動かしたことになります。なんともどでかい話です。そんなふうに国が動いて法律を変えてまでして、新成人の人たちをより盛大に送り出そうとしてくれているのに、このごろの成人式といったら…。

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