愛の便りは手渡しで

2006/05/21

むかしのひび

去年からの趣味の延長で、短歌の本をすこし読んでいます。といっても、あれこれ論評できるほどの造詣はまだ持ち合わせていないので、自分の感性に合ったものとか、読んでみてすんなり心に入ってくるものというか、そういうのを拾っているだけの状況ですけれども。どうも私は、歌の内容や情景を深く考えるよりも、ユニークな語彙やおもしろい言い回しにぱっと目がいく傾向があるみたいです。まあ本人がネタ日記をなりわいとしているくらいですし。
短歌の本、歌集はとくに芸の道を極めているというか、変なこと言えばマニヤックの極地です。だって、一冊まるまる短歌しか書いていないんですから。ただ読むだけでも大変ですし、同じ著者の作品がえんえん続くとなると、いわゆる当たり外れも大きかったりします。素人がうかつに手を出せない一面があります(おまえもな)。
しかし、書く人はもっと産みの苦しみを味わっているだろうなと。ふつうの本なり文章を書いていくより何倍も難しいでしょうし、どうやってページ数を稼いだらいいのか見当もつきません。一冊の本を仕上げるまでの苦労はとてつもないものだろうなと想像します。それでいて読者層もせまいので、一般の書店になかなか並ばないものも多いんだそうです。そんな険しい山道のような分野でも、上を目指して進んでいっている人がいるというのは大したものだな、と。

さて。短歌はふつうの文章より大変、という流れで考えると、……4コママンガもふつうのマンガより大変ですよね!(えー) 少ないページ数にネタをたくさん入れないといけないし、単行本が一冊出るまでにやたらと時間かかるし。作者の苦労がしのばれます。そんなわけで、あまやどりは4コママンガ誌を応援します。きららとかきららMAXとかきららキャラットとか。<なんて偏っているのかしら! もえよんとかぎゅっと!とかー。(廃刊)

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