「大丈夫なんだろうか」光線

2006/04/19

むかしのひび

涼宮ハルヒの憂鬱みました。前評判にたがわぬ質の高さに思わずハッスル。すごく動きというか芸が細かくて、いい仕事しています。
しかし、話の中身はというとひどいものです。いちおうほめ言葉ですが。涼宮ハルヒは、教室でおもむろに制服を脱ぎはじめる美少女。…ちょっと待ってみようか? こんな変人見たことねえですよ。しかもしかも、理解不能な言動と横暴な態度で他人の迷惑おかまいないしに校内を駆け回り、極悪非道のかぎりをつくします。あまりにひどくてここでは書けません。ほかの女子まで脱がして恥ずかしいコス着せるとか女子の胸を背後からもみまくるとかむしろ男子に女子の胸をもませるだなんてとても書けっこありません。
こういう非道キャラが登場する作品って、どう感想を持っていいか困ってしまいます。対岸の火事のドタバタ劇を笑いとばしたり、ハプニングの連続により崩壊していく日常に手に汗にぎるのがふつうの楽しみかたなんでしょうが、ひどい目にあっている周囲の人たちに感情移入しちゃうといたたまれなくなります。話が面白くなるのはいいんですけど、こんな人が身近にいたらと想像するとげんなりというか。
まわりを引っかき回すトラブルメーカーということでは、松岡美羽をまず思い浮かべます。ハルヒほどの悪女ではないにせよ、美羽もひどいものです。関西弁で言うならたいがいです。ましまろを読んでいると、おかしさ半分、腹立たしさ半分というよくわかんない感情でいっぱいになるのは私だけでしょうか。だってさー、あの中で美羽さえいなければ、残りのメンバーは平和でおだやかな毎日を送れていただろうに、とか思うとふびんになってくるんですが。しかしそうかと言って、美羽がいなかったらまったくマンガとして成立しませんし。むずかしいものです。い、いや、まあ女の子が女の子をいじめるのもそれはそれでハッスルなんだけど、でもそれにしたってさあ。

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