鈴木京香のアドリブ

2004/01/15

むかしのひび

hiraxの本デターー(顔)ーー! というわけでこんばんは、帰り道の足どりがちょっぴりはずんでたondです。今夜くらいは大目に見てあげてください(?)。だって、だってさ、こりゃすごいですよ。あのホームページが本になったんですもん。サイトのほうで読みなれていた文章も、本としてできあがったものをあらためて読んでみるとやっぱりおもしろい。一粒で二度おいしいってやつですね(ちがいます)。もうね、こんなに頭を使ってかつバカウケっていうジャンルは今までなかったんじゃないかと。これはもう理系人間のユートピアでしょうってくらいに。
ただ、唯一気にかかったものがありまして。それは本のタイトル。ムダ知識、っていうのがいかにも昨今のアレ意識としか思えないネーミングなんですがそこんとこどうですか。このごろ書店なんかほっつき歩いてみると、やれトリビアだのほにゃららの泉だのエロビア(!)だの、似たり寄ったりなパクリタイトル文庫創刊って雰囲気にみちみちているじゃないですか。コミックブンブンも創刊したじゃないですか。<関係なさすぎ で、かねてからそういう便乗合戦っぷりに閉口していたってのもひとつあるんですが、いちばん言いたいのはそれではなくて、科学ネタはけっしてムダ知識じゃないってばよってこと。日常生活や世の中のもろもろのことに数式や法則のメスを入れる、ここから大きな発見が生まれます。それまでなんとはなしに見たり使ったりしてきたものが、科学的視点によってそのしくみが解明されたり、あらたな見識が広がったりするわけで。…話が具体的じゃありませんか。そうですか。<流すなよ SFやアニメ作品のいいかげんな設定をまじめに考え直してみたら、こんな矛盾が出てくる、こんな大変なことになるっていうのを集めたものが、かの空想科学読本シリーズだったりします。単一の事実をただ述べるにとどまらず、定理や計算をツールとして多種多様な問題を解き進み境地を切り開いていく、という応用力にこそ科学の最たる価値があると思うんです。米百俵の精神ですね(ちがいます)。これからも独自の発想力でいろんな世界を見せてほしいものです。たとえばスカートの中とか。

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