シゾフレア・バーニング

2003/10/28

むかしのひび

こんにちはおんだですどうもどうも。(たまには昔の名前で) 私は神様というものはそれほど信仰していないんですけれど、マリア様なら神の見えざる手の考えはすきだったりします。国富論の有名な一節ですね。各人が自由に自分の利益を追求すると社会全体のバランスがとれる、という一見まゆつばもののできすぎた話ですが、この理論が資本主義や市場経済の原典となって今や多くの国で息づいているわけです。
ですが現代社会においては、当時とはもちろん世界のありさまがちがってきているため、それほど自由奔放というわけにはいきません。ひとつの大きな要因は国家間の作用です。国富論ではせいぜい一国の中での議論だったのでしょうが、今はワールドワイドな産業や流通があたりまえです。対象とすべき規模がまるでちがいますし、同じ経済活動でも貿易や国際競争となると話はがらりと変わってきます。さらに国家間の力の差がネックでして、資源の多い国少ない国、競争力のある国ない国、それぞれありますし、また各国ごとに内部事情も抱えているでしょうから、そこで全員が同じ舞台に立ったところで足並みが揃おうはずもありません。分配の濃淡や貧富の格差は広がるいっぽうですし、かといってそれを是正しようとするオペレーションも自由経済の名に水を差しているようできまりがよくありません。私たちに与えられているのは結果の平等ではなく機会の平等なのですから。このように、経済主体の単位が個人や企業から国家に遷移したととらえればよいでしょうか。そのため、国による内外へのさまざまな制約が課せられます。以前述べた為替介入や関税などがその例です。自国内の資源や産業を保護するため、つまり自分の利益を確保するために、現在では国際間の自由な取引がいたるところで阻害されているのです。もっとも、地下資源の枯渇や環境問題など、完全に無制限にしてしまったら大変なことになる部分もあるのですが。
というわけで、神に代わって市場経済という世界を動かしている国家、そのトップである国会や政府の代表者を決める大きな選挙がちかぢか行われるわけですけれども。<すごい前置きだな 一票の権利を行使するもしないも個人の自由かもしれませんが、やはりなるたけ多くの人が投票に行ってほしいです。たくさんの声が集まれば本当に世の中は変わるんです。たとえば今年のプロ野球オールスターファン投票でも(検閲削除) 白票だってりっぱな意志表明ですし、むしろこういう人に大臣をやってほしいってのを勝手に書いちゃえばいいんです。<それはどうだろう とくにジャニーズ内閣なんておもしろいと思うんですが。政策はニューシングルで発表、街頭演説はさながらゲリラライブ、法案審議はバラエティ番組のノリ、企業献金はスポンサー契約料に変更、ハンサム揃いで外交もスムーズ、そして首都機能をDASH村に移転。これまで政治に関心が薄かった若者や女性もこれでついていくことまちがいなしなしです。…私がいちばん政治をなめてますか。そうですか。ただ、これでも完全に変わるわけではないというか、派閥とかはまた作られてしまうんでしょうね。ちなみに私はヨッちゃん派。<そっちの派閥かよ

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