重ねてはさんで鼻広げ

2002/08/29

むかしのひび

私の住んでいるこのあたりは都会というほど都会でもないのですが、いちおう市民ということになっております。市街地のほうを見ますと、夜になっても街の灯りで空が照らされ、いっこうに暗くなりません。星もあまり見えません。都会はさびしいです。何もないことの物足りなさよりも。中途半端にものであふれているから、流通であふれているから、人であふれているから、よけいにさびしさが際立ちます。騒がしくて、静まらなくて、にぎやかで、だからいっそう心の静寂が身にしみます。こちらの都合はおかまいなしに、時間はひとしく流れていきます。

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